Re:Kyoto特別インタビュー
西山俊和 敷島住宅京都支店長
本当に価値ある住まいを、未来を見据えた納得の品質で。
地域に根ざし、人々の暮らしと街をデザインする。
2021年に設立60周年を迎え、大阪・京都・滋賀における
新築一戸建ての施工実績15000戸を超える敷島住宅株式会社。
それぞれの地域で土地柄を知り尽くし、着実に実績を重ねてきた
その街づくりと家づくりの秘訣とは?
今年で開設55年となる京都支店・西山俊和支店長に聞きました。
Q. 設立より60年間、今でも変わらない敷島住宅の魅力とは何でしょうか?
A. 用地の仕入れから設計、デザイン、施工、アフターサービスまで1つのチームで取り組む一貫施工システムであるということと、耐震構造や性能などの安全面を重視しつつ、デザインにもこだわっているところでしょうか。その時代に合ったものを意識しながら、少し先取りした設計を取り入れています。例えば、家事動線を重視した間取りは、まだ一般的でなかった20年ほど前から取り入れていましたし、最近で言うと、吹き抜けの上部にロフトを配置した時などは、他社さんが勉強しに来られたこともありました。また、「部活帰りの子どもが家を汚して困る」というママさんのご意見をもとに、玄関からお風呂までそのまま土足で行ける動線を作ったりなども。とにかく「いいな」と思うことは、いち早く実現させるという社風です。それができるのも、現場が1つのチームで動いているからなんですよね。それが当社の強みだと思っています。
Q. 京都という場所での街づくり、家づくりで大事にしていることは何ですか?
A. 支店の1店1店が地元企業だという思いで、景観や風致地区などの条例や、地歴を調べた上で用地を仕入れることはもちろんですが、その上で、暮らしやすさを第一に考え、適正な価格で最適なものをご提案できるように街づくりをしています。敷地を狭小化して区画数を増やせば区画ごとの価格は安くなりますが、お客様にとって住みやすいかどうかを考えると疑問ですよね。逆にお金をかけさえすればお客様のおっしゃる通りの住宅は建てられますが、例えば隣家のリビングに面する場所にトイレの窓をつけることは、法律上は問題がなくてもできません。そう考えると敷地の広さもある程度必要になりますし、価格は高くなってしまうかもしれませんが、長い目で見たら、お隣さんといがみ合うより、仲良くした方が絶対に価値がありますよね。そういった価値観をご理解いただけない時には、失礼ながらお断りするケースもあります。私たちは、単に土地や住宅だけを販売すればいいと考えているわけではありません。特に京都の方は目が肥えていらっしゃる方が多いので、そのような方にもご満足いただけるよう、アフターサービスも含めてお客様にとって本当に必要なもの、価値のあるものをご提案しています。
Q. 他社のスタッフさんがご購入されるケースもあると聞きましたが、本当ですか?
A. はい。有名なハウスメーカーの営業さんや設計士さんなどにもご購入いただいています。思わず「大丈夫なんですか?」ってお聞きするんですけど(笑)。好評なのは、アフターケアですね。当社で行っているのは、問題があった場合にご連絡ください、という形ではなく、問題があってもなくても、数年ごとにご案内をお送りして定期点検をさせていただくというサービスです。もちろん有料の工事が発生する場合もありますが、今すぐでなくても、次の点検に合わせてされたほうが効率的ですよ、などとアドバイスができますし、その機会があるのは大事なことだと思います。実は私自身も敷島住宅で家を建てていまして、手前味噌で恐縮ですが、定期点検はすごく良いですね。住宅自体の性能も上がっていて、エアコン一台だけで、夏は涼しいし冬もすごく暖かい。それでも数年前の性能ですから、今の住宅はもっと進化していて快適なはずです。実際に住んでみて、実感することも多いですね。
Q. 敷島住宅としての新しい試みや、これから目指すことを教えてください。
A. 事務所でイベントを実施したりなど、地域の方々との交流を大事にしています。過去にご購入いただいたオーナーさんもご近所にお住まいなので、イベントなどを通じて、リフォームや建て替えなどを含め、ご相談していただきやすい環境を整えていけたらと思います。設立から60年も経ちますと、家を処分したいと思われているオーナーさんも出てきます。その場合にはまた当社で買い取らせていただきますし、そういう意味でもワンストップでずっと貢献できたらと思っています。そうやって長期的に街づくり、家づくりに携わり続け、次は100周年を目指していけたらと思っています。
敷島住宅株式会社 西山 俊和 京都支店長
滋賀県大津市出身。2001年、敷島住宅株式会社入社。自身の家も敷島住宅で購入し、現在の住まいは2軒目。「人生の中で一番高い買い物と言われますが、家というのはやはり特別だと思います。そこに妥協したくないお気持ちを尊重しながら、本当に満足のできる家づくりができるよう、お客様一人一人に寄り添ったご提案ができればと思っています」。
敷島住宅株式会社京都支店